Desktop VPNサーバ
Desktop VPNサーバー設定におけるユーザー認証機能
Desktop VPNサーバー設定ツールを起動するための認証パスワードを設定することができます。これにより、第三者がDesktop VPNサーバー設定ツールを起動し、コンピュータIDなどの設定情報を不正に変更できないようにすることが可能になります。
この機能を使用するには以下の設定を行います。
はじめに、<その他の設定>の「設定用パスワードの設定」ボタンをクリックして、「設定用パスワードの設定」ウィンドウを立ち上げます。

次に、「設定用パスワードの設定」ウィンドウにおいて、「パスワードを設定する」にチェックし、パスワードを設定して「OK」ボタンをクリックします。

これで、次回よりDesktop VPNサーバー設定ツールを起動する毎にパスワード認証がはじめに起動するようになります。
リモート接続時のクライアントのユーザー認証機能
Desktop VPNクライアントをインストールしたPCがDesktop VPNサーバーをインストールしたPCへリモート接続する時にユーザー認証としてパスワードを要求させることができます。この機能により、リモート接続における第三者からの不正アクセスを防ぐことが可能になります。
この機能を使用するには以下の設定を行います。
はじめに、<その他の設定>の「セキュリティ設定」ボタンをクリックして、「セキュリティ設定」ウィンドウを立ち上げます。

次に、「セキュリティ設定」ウィンドウにおいて、<ユーザー認証>で「パスワード認証を使用してこのコンピュータを安全にする」をチェックし、パスワードを入力(8文字以上でできるだけ推測されにくいもの)して「OK」ボタンをクリックします。

これで、次回よりリモート接続時に「ユーザー認証」がはじめに起動するようになります。
ここでユーザー認証(パスワード)を設定すると、次回よりリモート接続時に「ユーザー認証」として設定したパスワード入力を要求されるようになります。
※ 起動時に現れる「コンピュータへのリモートアクセス時パスワードの設定の推奨」ウィンドウで設定するパスワードはこのユーザー認証パスワード設定になります。
本設定が未設定の場合、毎回Desktop VPNサーバー設定ツール起動時にこのウィンドウが出現します。
(パスワードが設定されている場合、ウィンドウは出現しません。)

Desktop VPNクライアントからの接続の「許可/禁止」選択機能
Desktop VPNクライアントのリモート接続を拒否したい場合、Desktop VPNサーバー設定でDesktop VPNクライアントからの接続を禁止させることができます。
この機能を使用するには以下の2通りの設定があります。
- 1) <インターネット通信に関する設定>の「クライアントからの・・・」の下部にある「接続を許可する」/「接続を禁止する」ボタンをクリックします。
(デフォルトでは、「クライアントからの接続を許可する」設定になっています。)

「現在の状態」が「正しくインターネットに接続されています。このコンピュータIDの・・・」という状態になっていればクライアントからの接続を許可する設定になっています。
これにより、他の設定に関わらず、このコンピュータにDesktop VPNクライアントからの接続を禁止することができます。
- 2) <その他の設定>の「動作設定」ボタンをクリックして、「動作設定」ウィンドウを立ち上げます。


スタンバイや休止状態にならないようにする機能
コンピュータがスタンバイや休止状態になってしまうと、他のコンピュータからリモート接続を受け付けることができなくなります。Desktop VPNサーバーでは、このスタンバイや休止状態に自動的にならないように設定できます。この機能により、リモート接続時において、サーバーPCが自動的にスタンバイや休止状態になることによるリモート接続の切断を防ぐことができます。
この機能を使用するには以下の設定を行います。
はじめに、<その他の設定>の「動作設定」ボタンをクリックして、「動作設定」ウィンドウを立ち上げます。

次に、「動作設定」ウィンドウにおいて、<一般的な設定>で「コンピュータが自動的にスタンバイや休止状態にならないようにする」にチェックします。

これにより、リモート接続時サーバーPCが自動的にスタンバイや休止状態になることはありません。
提供するリモートデスクトップ機能の選択
Desktop VPNサーバーでは、リモートデスクトップ機能を提供する方法として、以下の2種類の方法のいずれかを選択することができます。
- 1) Windowsシステムのリモートデスクトップ機能を内部的に使用する。
⇒ Windows XP以降でサポートされているリモートデスクトップ接続機能を使用して、リモート接続を行います。
- 2) ユーザーモードリモートデスクトップ機能を内部的に使用する。
⇒ Windows XP以降でサポートされているリモートデスクトップ接続機能を使用せずに、Desktop VPNサーバーに内蔵されている代替機能を用いてリモート接続を行います。
この機能により、Windows XP以降でサポートされているリモートデスクトップ接続機能をサポートしていないOS(Windows XP HomeEditionやWindows 2000など)でも、ユーザーモードデスクトップ機能を使用することでリモート接続を受け付けることが可能となります。また、権利者権限を持たないユーザーは通常リモートデスクトップ機能を使用することができませんので、リモート接続にはユーザーモードデスクトップ接続を使用することになります。
この機能を使用するには以下の設定を行います。
はじめに、<その他の設定>の「動作設定」ボタンをクリックして、「動作設定」ウィンドウを立ち上げます。

次に、「動作設定」ウィンドウにおいて、<リモートデスクトップの設定>で「Windowsシステムのリモートデスクトップ機能を内部的に使用する」または「ユーザーモードリモートデスクトップ機能を内部的に使用する」のいずれかを選択し、「OK」ボタンをクリックします。


これにより、リモート接続に使用するリモートデスクトップ機能を選択することが可能となります。
※ Desktop VPNサーバーをユーザーモードでインストールした場合は「ユーザーモードリモートデスクトップ機能を内部的に使用する」のみの選択となります。
(「Windowsシステムのリモートデスクトップ機能を内部的に使用する」は選択できません。)