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クレジットカード明細書で「ソフトイーサ株式会社」名義で 1 円売上 / 1 円取消が表示されている場合がありますが、原因は何ですか?


SoftEther ID を作成され、月額サブスクリプション制のサービスである Desktop VPN の支払い方法としてクレジットカードを選択されている方については、当該サービスの利用料金が後払いであることから、当該サービスの不正利用防止および、盗難や有効期限切れで無効化されるカード番号等の識別のため、定期的に、カード情報のクリアランス処理が実施されています。

 

カード情報のクリアランス処理の際に、カード有効性の確認を行う方法として、いわゆる 1 円売上 / 1 円取消 という方法があります。Desktop VPN のシステムでは、現在、この確認手法が利用されています。

 

1 円売上 / 1 円取消 の手法については、他社も実施されている一般的な手法です。たとえば、以下のようなWeb サイトが参考になります。

 

ライフカード社: ご利用残高に、利用金額より1円多く加算されています

 

IDC フロンティア社: クレジットカードにIDCフロンティアから1円の請求がありました

 

Amazon 社: クレジットカード会社に対して、1円の請求が可能かどうかを確認します

 

なお、クリアランス処理に関わる 1 円売上 / 1 円取消 の処理にかかる決済手数料は、ソフトイーサ株式会社において負担をしており、お客様において負担が発生することはございません。

また、1 円売上の後には必ず 1 円取消処理が実行されているため、お客様が実際に 1 円を請求されることはございません。


Desktop VPN について、利用契約を締結される際にカード番号を登録された方は、その後、Desktop VPN の接続対象のコンピュータを削除し、コンピュータアカウント数が 0 になった場合でも、カード番号を削除されていない限りは、カード番号はお客様の SoftEther ID に関連付けられて残存しています。お客様とソフトイーサ株式会社との間で債権債務関係が消滅していない可能性がある場合についても同様であり、時効消滅にかかる期間の経過が行われるまで、一定期間カード番号が保管されている場合があります。そのようなカード番号については、一定期間ごとに、同様にクリアランス処理が行われます。

 

ソフトイーサ株式会社が、Desktop VPN でアカウント数が 0 でも登録カードに対してクリアランス処理を行わなければならない理由は、その状態では新たに無審査でコンピュータアカウントを追加することができ、その追加するコンピュータアカウント利用に関しては翌月に料金の請求処理が必要になるため、コンピュータアカウント数が 0 の場合であっても、前もって定期的にカード情報のクリアランス処理を行っておく必要があるためです。

 

クリアランス処理を実施する際に、カード会社やカードネットワークのシステムによっては、当日中の売上 / 取消 であっても、明細に記録される場合があります。


■ 2016 年 12 月よりクレジットカード明細書上に 1 円請求 / 取消がひんぱんに表示されるようになった現象について

1 円売上 / 1 円取消に関しては、2016 年 12 月ごろより、お客様のクレジットカード明細書上に表示されるケースがひんぱんに発生しております。2016 年 11 月までは 1 円売上 / 1 円取消に関する表示は、お客様のクレジットカード明細書上には表示されてきませんでした。2016 年 12 月ごろよりこのような現象が発生することとなった原因は、システムの切替が原因であり、より詳しくは、2016 年 11 月までにソフトイーサ株式会社が利用していたクレジットカード決済ネットワークシステムと、2016 年 12 月以降ソフトイーサ株式会社が利用することとなったクレジットカード決済ネットワークシステムとの仕様の違いによります。2016 年 11 月までのシステムにおいては、仕様上、ある日に行った売上処理については翌日の午前 0 時まで一旦保留とされ、翌日の午前 0 時までに取消しがなされていない売上についてはその売上が確定するという内部的処理が行われてきました。そのため、1 円売上 / 1 円取消の処理において、その取消処理は当日中に実施される限りは実際の売上が発生せず、当該売上については、多くの種類のクレジットカード明細書上に表示されませんでした (一部のクレジットカードについては表示されていました)。しかしながら、2016 年 12 月以降利用することとなったシステムにおいては、取消処理を当日中に行った場合でも売上データおよび取消データがそのままカードネットワーク上をコミットされたデータとして流れるため、1 円売上 / 1 円取消処理がクレジットカード明細書上に表示されるケースが多く見受けられるようになりました。

 

1 円売上 / 1 円取消に関してのクレジットカード明細に関しては、2016 年 12 月以降、お問い合わせを多く受けることになったことから、現在、以下のシステム変更を実施中です。

 

1. 長期間利用がなく、未払い金額もないお客様の SoftEther ID に関するクレジットカード情報については、クリアランス処理を実施しないようなプログラムの変更を行っているところです。

2. クレジットカード決済ネットワークシステムに対する処理要求の種類を変更し、クリアランス処理について明細に表示しないようなプログラムの改良を行っているところです。

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